ログ:「時間×コンテンツ研究ワークショップ」

先週末、「時間×コンテンツ研究ワークショップ(Web住宅:住宅まるごとWebブラウザの構想)」に参加しました。
http://www.icic.jp/workshop/cat/iw/000151.html

日時:2009/11/28(土)
場所:先端ナレッジフィールドUDX
講師:慶應義塾大学 SFC研究所 渡邊恵太氏
参加者:10名超

タイトル「Web住宅:住宅まるごとWebブラウザの構想」



アウトライン


内容

インターネットの常時接続に伴う生活の変化:


コンテンツ(例:ゲーム)・タスクが溢れている:魅力的なコンテンツとの出会いが難しくなっている。
⇒すき間時間の活用


すきま時間を利用した新しい情報の出会い「例:Memorium(*1)」


(*1)Memorium(デモ体験できます) http://www.persistent.org/memorium.html


一歩進み、システムが人の行動に合わせる「例:CastOven(*2)」
主導権は利用者にある(システムではない)



(*2)CastOven
http://www.persistent.org/castoven.html
http://wiredvision.jp/news/200912/2009120920.html

「パーシステントインタラクション(Persistent interaction)」というキーワードを知りました。
⇒システムが限られた人間のリソースをどう使うかという視点をとる。

  • 使われすぎないシステムを設計することが求められる(ユーザにとっては生活の一部でしかないため)
  • 時間の使い方の工夫を取り込み設計することが求められる

設計指針


  • システムが人間の時間をどう使うのかという視点の設計にする
  • システムの時間の拘束性を低減する設計にする
  • これまで人間が工夫してきた時間の使い方を取り込んだ設計にする

複数のシステムの協調を前提に考える必要がありそうです。「パーシステントインタラクション」については、もっと掘り下げたいと思います。

Web住宅のデバイスの例(日常にWebが融合)



いい時間を過ごせるデザイン(アルゴリズム・サービス・ソフトウェアなど)を創って行きたい、と考える機会をもらったワークショップでした。

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