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[HCD]第1回 ISO9241-210読書会

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「第1回 ISO9241-210読書会 」に参加しました。 国際規格 ISO9241-210 (人間工学-インタラクティブシステムの人間中心設計) の読書会です。 2011年6月にスタートした hcdvlaue   ISO9241-210和訳プロジェクトの一つに位置します。 日時:2012.5.13 15:30-17:30 会場: 備屋珈琲店(恵比寿 ) ■ 内容 -------------- 1章:スコープ 2章:定義 3章:人間中心設計を採用する根拠 4章(1/2):人間中心設計の原則 内容について不明点がある箇所を具体例などで意識合わせしながら、4章の序盤まで読み進めました。人間中心設計に関連した国内規格である JIS Z8530 などを 参照しました。 個人的には、インタラクティブシステムの解釈について整理できて良かったです。 次回(6月後半~7月前半に開催予定)は、4章を中心に内容をシェアする予定です。 具体例など織り交ぜながら、読み進めていければと思います。 ■ 参考情報 -------------- ・ 隣り合わせの灰と青春:「 hcdvalue「UX白書・ISO9241-210」翻訳プロジェクト 」 ・ 無限と微小:「 [HCD]ISO9241-210メモ(1) 」 ・ 無限と微小:「 [HCD]ISO9241-210メモ(2) 」

[HCD]ISO9241-210メモ(2)

国際規格 ISO9241-210 (人間工学-インタラクティブシステムの人間中心設計)に関するメモです。 ※この記事は、 「履修証明プログラム 人間中心デザイン」 ならびに、 hcdvalue にて実施されている「ISO9241-210読書会」での内容を参考にさせて頂きました。また解釈の見解は、公式のものではありませんので、ご注意願います。 ■  ISO9241-210の原則 --------------------------------------------- ●この規格の特徴って何だろう? 既存の設計方法を補うものというスタンス であり、 人間中心の見通しを提供 する。 システム開発の どの段階でも提供可能 とする。 人間中心のアプローチは 以下の原則 に従うことが望ましい。 <原則> a)設計がユーザー、仕事(※タスクとも呼ばれています)および環境の 明確な理解 に基づいている。 b)ユーザーが、設計および開発全体を通じて参加している。 c) ユーザー中心の評価 により、設計が運営および ブラッシュアップ されている。 d)プロセスが 繰り返している 。 e)設計が ユーザーエクスペリエンス全体 に取り組んでいる。 f )設計チームが多くの専門分野の技能と視点を含んでいる。   →メリット:他の分野の制約と現実性に気が付くこと 詳細については、ISO9241-210の4章に記載されています。

[HCD]ISO9241-210メモ(1)

国際規格 ISO9241-210 (人間工学-インタラクティブシステムの人間中心設計)に関するメモです。 ※この記事は、 「履修証明プログラム 人間中心デザイン」 ならびに、 hcdvalue にて実施されている「ISO9241-210読書会」での内容を参考にさせて頂きました。また解釈の見解は、公式のものではありませんので、ご注意願います。 ■ ISO9241-210について --------------------------------------------- ● 誰のための規格?  設計プロセスの管理者 →具体的には?:インタラクティブシステムを設計および開発するプロジェクトの計画と管理を実施する責任者向け  人間工学およびユーザビリティの専門家           ● 何を提供するの? コンピュータを応用したインタラクティブシステムの ライフサイクル全般 の以下について規定 人間中心設計活動の概要 人間中心設計活動の計画と管理 →この規格の要求事項(shall)と推奨事項(sholud)について規定 ※製品、システムまたはサービスの ライフサイクル : 構想→設計→実装→サポート→使用→保守→廃棄 ● 何を取り扱っているの?  ヒューマンシステムのインタラクションを向上させる方法 →インタラクティブシステムの「ハードウェア」と「ソフトウェア」構成要素の双方が対象 ● 実施することよって、どんな良いことがあるの? 人間中心の方法を利用して設計されたシステムは 品質が向上 する。 <例> -ユーザーの生産性、組織の運用効率の向上 - アクセシビリティを向上 ★ -不満、ストレスを低減 - ユーザーエクスペリエンスを向上 ★ -訓練やサポートにかかるコストを削減 -競争優位性を提供(ブランドイメージを高めること等により) - 持続可能性 の目標への貢献★ ★:ISO13407では、触れられていなかった項目 システムの設計の場面にて、機能的な 要求事項の特定 や 定義の改善 に貢献する。 プロジェクトが、“予定通りに”、“利益を上げ”、“成功裏に完了”させる可能性を高める。 製品の失敗のリスクを低減する。 → ステークホルダー の要求に対応、ならびに ユーザー か