更新:2021.4.4 インタラクティブシステムを対象とした人間中心設計に関する国際規格 ISO 9241-210:2010(Elgonomics of human-system interaction -- Part 210:Human-centred design for interactive systems) が JIS Z 8530:2019(人間工学-インタラクティブシステムにおける人間中心設計) として JIS規格化されました。 これまで、日本語では UXデザインについて触れられたISO(ISO 9241-210:2010)に、 アクセスが難しい状況(外国語かつ有料)でしたが、JIS規格化に伴い目が通しやすい状況になりました! 2016年からJIS原案作成委員会(委員長 千葉工業大学 安藤昌也教授)にて原案作成を進めてきましたが、この手続きが完了し、2019年1月21日付の 官報 で公示されています。 <閲覧方法> 日本工業標準調査会(JISC)のWebページ にて無料で閲覧できます。ダウンロードや印刷はできません。 日本工業標準調査会(JISC)のトップページ にて、 JIS検索 へのリンクをクリック JIS検索ページにて、 Z8530 と検索 <購入方法(PDFダウンロード、冊子)> 日本規格協会 Webdeskサービスにて、PDFダウンロードまたは冊子を購入できます。 JIS Z 8530:2019 (人間工学-インタラクティブシステムにおける人間中心設計)のページ 人間中心設計の国際規格ISO9241-210:2010のポイント from Masaya Ando ■お知らせ(2019.7.27更新) JIS Z 8530:2019の読書会を開催中です。 第1回は2019.7.24に開催しました。 詳細については読書会のFBグループをご覧ください。 <JIS Z 8530:2019(人間中心設計のJIS規格)読書会> https://www.facebook.com/groups/516287722459819/ ■追記(2021.4.4更新) 2021.3に、後継となるJIS Z 8530:2021が公開されました。ISO 9241-...
更新:2019.1.24 この記事は、 Service Design Advent Calendar 2017 24日目のエントリーです。 サービスデザインと関わりのある国際規格 ISO 9241-210 (Ergonomics of human-system interaction -- Part 210: Human-centred design for interactive systems)について少し書きます。 <ISO 9241-210とは> ISO 9241-210 は、インタラクティブシステムにおける人間中心設計のプロセスに関する国際規格です。ユーザー中心の設計活動に関し、国際的な取り決めが記載されています。 ISO 9241-210 のポイントは、安藤先生(千葉工業大学)が作成されたスライドにまとめられています。 人間中心設計の国際規格ISO9241-210:2010のポイント from Masaya Ando <サービスデザインとの関わり> 書籍 「サービスデザインの教科書」 では、サービスデザインは人間中心設計の考え方やテクニックに影響を受けている旨の記載があります(P.152)。 内閣(IT総合戦略本部)開催 の 第19回新戦略推進専門調査会電子行政分科会 でのサービスデザインについての説明資料(資料4)では、人間中心設計はサービスデザインを構成する3要素の一つとして扱われています。なお、他2要素は「サービスであること」と「デザインプロセス重視」です。 書籍 「THIS IS SERVICE DESIGN THINKING.」 で は、サービスデザインの 5原則 の一つである「 CO-CREATIVE 」を実現するアプローチとして、 ISO 9241-210 につい て触れています(P.56-)。 ISO 9241-210での関連する記載箇所: 4.6 The design addresses the whole user experience 4.7 The design team includes multi...
コメント
コメントを投稿