[HCD]第4回 新横浜ユーザビリティ研究会


第4回 新横浜ユーザビリティ研究会」に参加しました。

日時 :2011/2/8(火)
場所 :横浜デジタルアーツ専門学校(最寄駅:新横浜駅)
内容 :HCD(人間中心設計)を踏まえた実践例について、ユーザビリティ評価を中心に、
     インターソフト社所属の3名の方が発表+懇親会
タグ :#sin_ub

・16:00-16:30 フィールドにおける利用状況調査
・16:30-17:00 開発初期段階におけるUI印象評価
・17:00-17:30 インタラクションを持った製品における人間の経験を踏まえたユーザーモデル体系
        作成の取り組み
・18:00- 懇親会(※)

※懇親会前に、横浜デジタルアーツ専門学校 浅野先生のご好意で、ユーザビリティテスト用の部屋を見学させて頂きました。


■ 印象に残ったコト:
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・フィールドにおける利用状況調査
 -「ソフトウェアは、開発初期の段階で、ユーザビリティ上の方向性や課題を
   明確にすることが大切」

「方向性」のみではなく「課題」も要把握。

・開発初期におけるUI印象評価
 -「開発初期段階のUI印象評価にSD(Semantic Differential)法が利用可能」
 -「開発初期のプロトタイプと既製品を比較する際、平等な評価を行うには工夫が必要
  (既製品を、あえてプロトタイプ化する等)」

感性調査におけるSD法の評価用語選定については、幾つか報告が行われているようです。
「感性品質の調査に用いる評価用語選定の指針」品質 30(4), PP.96-108(2000)
http://ci.nii.ac.jp/naid/110003154033

・インタラクションを持った製品における人間の経験を踏まえた・・・
 -「ソフトウェア操作の価値観が存在。ユーザビリティテストのタスク達成度合いにも影響」
 -「この価値観を、ソフトウェア開発におけるユーザ定義/UIデザイン検討に
   応用できるのではないか」

先日、産業技術大学院大学 履修証明プログラム 人間中心デザイン内の講義にて行ったユーザビリティテスト演習にて、本発表に関連すると予想されるテスト結果を得たため興味深かったです。これを踏まえて、改めて分析します。


■ メモ:
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ISO 20282-1:Ease of operation of everyday products
Part 1: Design requirements for context of use and user characteristics
http://www.iso.org/iso/iso_catalogue/catalogue_tc/catalogue_detail.htm?csnumber=34122
⇒日用品(everyday products)が対象

使いやすさ日記:
http://usability.ueyesdesign.co.jp/diary/


■ リンク:
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情報デザイン研究室 :http://asanoken.jugem.jp/?eid=1788
UX_Memo : http://d.hatena.ne.jp/stj064/20110209/p1
MAVERICK IN ENTERPRISE :http://blog-hidedesign.blogspot.com/2011/02/4.html

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